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ぶれいもの音楽隊(雀の間)

上野鈴本演芸場 5月下席(昼席)  2011/5/29

 早朝寄席からお昼を食べて、鈴本昼席。今席は夜席がすごい顔ぶれなのですが、今日はもう帰らなければなりませんからなあ。お昼がすこし遅くなったけれど、12時5分ごろに入場。いつもよりすこし前目の席になってしまいました。

 前座さんは入船亭辰じんさん。もう久しぶりに見る感じ。「たらちね」 けっこうしっかりやっていました。前座さんでもマイク立てるようになったのだなあ。いつの間にか。

 三遊亭歌太郎さん。客席は寄席慣れしていないお客さんなんでしょうか。噺家さんが入ってきても拍手がおきない。一人でしばらく拍手するような形になって決まりがわるい。「牛ほめ」 ヘンテコなマクラでけっこううけていました。この人前座さん時代にかなりきいているので、牛ほめだけでも通算するとかなりきいているかも。

 江戸家猫八さん。よく見るとヘンテコな妖怪のような名前だ。そんで先代にものすごい勢いで似てきている。息子さんが今度小猫を継いだ、ってことで、新しい江戸家小猫さんを呼んで二人での高座。せがれさん、似てないなあ…。うぐいすとか、二人で鳴くとけっこう情緒に欠ける。

 鈴々舎馬風さん、楽屋話みたいな話。あんまり印象に残ってないなあ。古今亭志ん橋さんは与太郎の話をはじめる。歌太郎さんとマクラがかぶって客席が微妙な雰囲気に・・・。結局「酒の糟」 と「穴子でからぬけ」 をやって降りました。

 鏡味仙三郎社中。そうやって見ると夫婦なんだねえ、という気がかなりするのがふしぎだ。ご夫婦になってから見るの初めてかなあ?

 古今亭菊丸さん「うなぎや」 続いて講談の宝井琴調さん。見た目が「公団」 勤めには見えないっすな。「木村重成堪忍袋」 いやあよござんすなあ。入れごとも入れて、中途半端な落語よりきちんと笑わせ、聞かせるところは聞かせる。筋書き自体は結構単純なものなのかもしれないけどどうしてこんなに面白いんだろう。

 花島世津子さんのゆるーいマジック。ソコソコのところ「どこがマジックなのか」 というような部分があって戸惑いを感じるのもまた一興、ですか?

 三遊亭歌之助さんが例によって客席をひっくりかえして仲入り。

 仲入り後は昭和のいるこいるさん。続いて三遊亭歌奴さん。久しぶりに聴きます。わりあいきっちりとした「初天神」 調子は相変わらず良いですね。だんごのところまで。
 五街道雲助さん「堀の内」 昨日からの疲れでこのあたりでちょっと眠気が…。必死にこらえました。

 林家正楽さん、何枚か切って、最後に、他の人の注文をよけて、最前列の小学生の女の子の「お城」 っていうリクエストにこたえました。「日本のお城?西洋のお城?」 「西洋のお城」 「西洋のお城が、いちばんとくいなんです・・・」 この小学生、花島世津子さんにもマジックのお手伝いをたのまれて、みなさんいろいろ気をつかっていらっしゃいました。小学生は一列目がねらいめかも?後方で泣いている子供もいたんだけど、あまり小さい子を連れてくるのは気の毒ですな。

 トリは三遊亭歌武蔵さん。相撲のマクラでいつもどおり沸かせたあと「皿屋敷」 お菊の幽霊が太ってる…っていう。最後の方にもちょっとエピソードを入れたりして、独特のかるーい皿屋敷に変えていました。

 寄席がはねて外に出るとけっこうな雨。夜席のお客さんも少なめそうでした。いい顔ぶれなのに・・・。といいつつ私も帰らなければならなかったのですけど。
 都内でもけっこう降っていましたが、地元のバス停から家までの間が、傘が壊れそうなほどの吹き降りで、びっちょり。なんだか湿り気で疲れた感じの二日間でした。

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鈴本早朝寄席  2011/5/29

 今年はあまり落語を聴きにきていないのでしょうかなあ。今年なんと初めての早朝寄席。例によってサンマルクカフェで軽くお茶を飲んでまったり入場。雨のせいかいつもほどの入りではない感じ。じめっとしてますな。

 お囃子は無し。太鼓がてんてん鳴って、まず柳家小んぶさん「天災」 八五郎が紅羅坊の先生のところに行ったところから。こっからやると割とコンパクトな噺になるのかな。続いて三遊亭時松さん「お見立て」 喜瀬川の病気の理由が「恋患い」 っていう演出。そりゃあ「見舞いに行くべい」と言うわなあ。杢兵衛大尽、マメなんじゃなん、と思ってしまった。男っぷりがまずいとシツコイと言われ、いい男だとマメと言われる、みたいな感じ?

 柳家さん弥さん「代書屋」 代書屋さんのセリフがきこえない・・・。この人が枝雀を意識するとものすごくハナについて苦手。誰も枝雀にはなれないんですよねえ。

 トリは三升家う勝さん。「ねずみ」 仙台のお話ですね。落語には甚五郎ネタとして「三井の大黒」「竹の水仙」 とかがあるけれど、どうもキャラクターが一致しないのよなあ、なんてことを思いつつききました。
 わりとあっさりした「ねずみ」 で、終演も早め。時間があったのですこしゆっくりお昼が食べられそうだと思ったのですが、行こうと思っていた店は閉店!二件目は小さい店で満員。横断歩道を渡って井泉にいきました。

三遊亭遊雀独演会 遊雀玉手箱  2011/5/28 内幸町ホール

 おおおお。今年意外に遊雀さんきいてない!遊雀玉手箱も初参加でした。おどろきです。

 JRの電車で新橋へ。新橋に来るのもヒサビサかな?地下をとおって行けばよいものを、雨の中をぶらぶらと歩いて内幸町ホールへ。内幸町ホールの通りを挟んだむかいがわに、NHKとフジテレビの車がきていて、警察の車輌がとまっていて、なんだろうと思ったけど今調べたら東電の本社だった。

 開場の15分くらい前に到着。お知り合いがいたのでしばらくお話をしていると開場です。このホールもヒサビサ。けっこう落語会にはいいハコで、良く使われていますね。

 幕が開くと、遊雀さんと赤いハッピを着た人がお辞儀している。ハッピの文字で誰だかわかっちゃいましたけども、シークレットゲストは高田文夫さんでした。オープニングでお二人のトーク。高田文夫さんがとばすとばす。
 遊雀さんの一席目は「粗忽長屋」 以前きいたときは、あんなに泣かなかった気がするのですけど、泣きが入るのも遊雀さんぽくて面白い。遊雀さんのこのネタは、行き倒れの面倒を見ている人の困りようがかなり前面に出るのが特徴ですね。なんだかバタバタとそそっかしい、というより、どことなくのんびりとそそっかしい感じが漂うのが不思議。

 続いて「宿屋の富」 私にはちょっと冗長な感じがする噺ですが、遊雀さんできくとあまりそういう感じがしない。遊雀さんのすごいのは二番富を当てる男の暴走加減ですね。みごとな一人キチガイ…。とても「うどん食って寝る」 というか結果を想定しているとは思われないほど。富が当たった時の反応も今回の方が前回聴いた時よりすごくなっていた気がします。わりと締めるところを締めて、きかせますね。このおはなし、好きなんだろうなあ。

 続いて高田文夫さん。何をやるんだろうと思っていたら、何かネタを書いてきた、と言って、原稿を前に、時事ネタのようなものを矢継ぎ早に繰り出し「これはダメだな」とか「これはいけるな!」とか言いつつ、次々に喋って下りました。あっという間。

 仲入りを挟んで「宿屋の仇討」 袴を着けての登場。遊雀さんの袴姿ってあまり見たことがない気が。最近風邪をひかれたそうで、最後の方ちょっとキツそうでしたが、三席ともけっこうとばしてはいた感じ。これも大汗かいての大奮闘。どすんばたん!と相撲をはじめたのを、伊八に止めに行かせる時のセリフが秀逸でした。万事世話九郎氏の、三回とも、表情がぜんぶ違うのが芸が細かいところ。いつもやるとは限らないのですが、伊八が指を二本出して、お隣はこれです、と言うのに対して、困惑した表情で源兵衛(?)が二本指を出してじっと見つつ「カニ・・・?」 っていうのが、かなり好きです。

 21時をすこし過ぎての終演。遊雀さんつながりのお知り合いと3人で新橋駅前の居酒屋の客引きにくっついて行って、下町資料館かよ!みたいな居酒屋へ。隣の部屋がうるさくて伊八を呼びたいねえ、などと言いつつ、閉店まで。雨の中を酔っぱらってちょっと意味不明(私だけだと思うけど)になりつつかえりました。

黒門亭 一部  2011/5/28

 夜に遊雀さんの会があるので上京してきましたが、なんとなく定席に…って気にもなれず、ここに。誰目当てってこともなかったのですが。調べたらちょうど一年ぶりくらいでした。

 雨のしょぼしょぼ降る中を、傘をさして落語協会の入り口に着いたのは12時少し前。中に入ると客席の電気は消えていました。おもては雨。でも部屋の中はそれほど暗い感じではありませんでした。お客さんは例によって回りの壁にぺったり張り付いて、内側にちらほら。20人に満たない入だったと思います。それでこんなの書いたらものすごく書いた人が特定されそうですがとりあえず書いちゃいますよ。

 前座さんは柳家まめ緑さん。なぜかそこそこ見かける前座さんな気がします。「道灌」 そこに提灯があるじゃねえかよ!という時に「黒門亭って書いてあるのが!」って言えばいいのに言えばいいのに!ってすごく思ってしまったのはワタシだけじゃないと思う。

 古今亭志ん公さん。「孝行糖」 与太郎の足りなさがややリアルで痛々しくて笑えなかった。なんだかかなしい孝行糖だった。なぜだかこの噺好きになれないなあ。

 橘家圓太郎さん、母親が骨折したって話がマクラ。あれこれ言ったら「お前に言われたくない」とか言われたみたいな話。ネタは「厩火事」 圓太郎さんの演じるお咲さんはなんだかべらべらしゃべりつつとってもいじらしい感じ。滑稽話だけど、ご隠居さん、お咲さん、新さん(だっけっか)の感情をきちんと描かなければならないとっても難しい噺のように思います。圓太郎さんのは、とりわけお咲さんの心の動きがよく描かれていました。

 仲入りを挟んで、三遊亭若円歌さんはいつもの漫談のあと、ちょっとだけ、円歌さんの「授業中」 のさわりを。終演後にホワイトボードが置いてあって、演目に「授業中」って書いてあったけど、ちょっとつまんでやった、って感じでした。昔ラジオできいたのを思い出しつつきいた。

 トリは柳家さん生さん「高田馬場」 仇討ちものといえばそうなんだけれど、なんだかふわっとした感じの一席でした。やわらかめのがまの油の口上から、ふわっと一席聞いた感じ。だけど、いかに情報が広まりにくい時代だったとはいえ、仇討ち屋なんて商売が、なりたったものかなあ、なんてこともちょっと思ったりしました。なんだか落語の世界はやっぱりのんきだ。

 夜、遊雀さんの会のときにおなかがへらないように、と、このあと昼食を食べるつもりだったのですが、入る前に食べたカステラみたいなのがお腹にたまって食欲がない。結局富士そばに入って謎の演歌のシオカラ声をききつつそばを食べました。なんだか。粉ワサビはやたらとからいばっかりでなみだが出る。

タイフー

 先日、積み上げてあった文庫本の中から、これとこれとこれと…と、箱に詰めてブックオフに持って行きました。120冊くらいで5,000円くらいだった。こんなもんかな。あとおんなじくらいはなんとか減らしたい。部屋の中をもうすこしすっきりしたいと最近なぜか思い始めています。ぜんぜん思うだけですっきりしないけど。

 それにしてもさぶいっすね。明日あさって東京ですけど、何着て行ったらいいのかわかんない。春先用の上着とかが必要?なのかなあ。台風もきてるみたい。この時期に台風か。


定時帰宅

 もうたぶん、数ヶ月ぶり?に定時におしごとを終えて、先週に続いて歯医者さんへ。親しらずを治療して(ぬかなかった)、歯石をとってもらいました。とりあえずこれで終了。しかし歯石取りはすっごく嫌です。やるたびに歯磨きにもっとたっぷり時間をかけるようにしよう、と誓うのですがねえ。歯ブラシだけは、早め早めに買い換えるようにしています。歯の磨き方のせいか、ヘタるのが早い気がする。

 あかるいうちに家に帰りました。だいぶ気持ちに余裕ができますな。

 今週末は上京ですが、雨っぽい。寄席の定席の顔ぶれが個人的には物足りなくて、どうしようかなあ…。

でかけてきた

 今朝はすこしヒサビサの歯医者。入っていったら子供がものすごい声で泣いていた。そのせいか入る時間がだいぶ遅れました。さらに、虫歯箇所がなかなかわからなくてしばらく時間がかかりました。結局親知らずに虫歯ができていた。歯医者さんが「抜いちゃったほうがいいんじゃないか」というご提案でしたが、以前右上の親知らずを抜歯したときにひどいめにあったので、その旨申し上げて、とりあえず治療してもらうことにしました。

 そのあと、家に帰ろうと思ったけど気が変わって映画を見に行った。いつもいく映画館が移転して、すこし遠くなったか近くなったかして、大きなショッピングセンターの中に移りました。ウチの県にあるようなショッピングセンターぽくなくて変な感じだった。
 映画はすこし久しぶりだけど全然趣味に合わないものでがっかり…。行かなきゃよかったかも。帰りにばあさんのいる病院に行こうかと思って、近いっぽいほうの道を病院に向かったら、いいお天気で観光客が多いのか大渋滞。いつも15分くらいしかかからない道が1時間以上もかかりました。これだから観光地近所に住んでいると不便です。
 結局いつも通っている道を通ってこなかったり、混んでいたりで、以前の映画館より遠くなったのか近くなったのかは不明。しかしどっちにしても映画館遠くて不便です。

雁風呂

 家に帰ってなんとなくテレビを見ていたらドラマのなかに林家しん平さんが出ていたのでおやっと思った。
 そのドラマの中で落語が題材になっていたんだけど、なんとそのネタが「雁風呂」 という、そんなネタ今誰が持ってんすか!というようなシブいネタ。

 お風呂の中で「雁風呂」 のあらすじを思い出していたら、さん喬さんあたりできくと味わい深くて面白そうだなあ・・・などという妄想がふくらんできました。
 某歴史的有名人が出てくるおはなしなのですけど、ちょっと消えていってしまうにも惜しいネタかもしれません。

 あっ、ちなみにしん平さんが「雁風呂」 をやっていたワケではありません。何のネタなのかわからなかった。

どぞ、おかまいなく

 芸協の桂平治さんが十一代目の桂文治を継ぐことになったというお話をききました。いいですねえ。ちなみに私は十代目の師匠がダイスキで、寄席に文治師匠をききにたびたび足をはこびました。
 やっぱり噺家の名前っていうのは代々受け継がれていくべきものだと思いますし、受け継がれるからこそ価値があって、いくら大きな名跡でも永久欠番にしてしまわないほうがいい気がします。受け継がれるからこそ、大事な名前なんだと思いますよ。まあ、圓朝とかはしかたないとして。

 文治と言う名前は、あちこちにいろんなしがらみがある名前ですが、そのあちこちからも了解が得られたようですし、良いことです。どなたかが言っているのを昔きいて、ものすごくそのとおりだ!と思ったのですけど、先代を覚えている人がいるうちに、次の代の襲名があるのが理想的だと思います。今はなまじっか録音が残ってるので、話がややこしくなるのかなあ。

旅順入城式

 昨日はあつかったのに今日は雨です。へんてこですな。

 ちょっと今日はイレギュラーな勤務で、早く帰ってきました。この間買っておいた小説を読んでいたら寝てしまうんじゃないかと思ったけど結局読みきってしまいました。ここんとこわりと本をたくさん読んでいます。楽しみでしか読んでないけど。
 本といえば、百

ねむい

 連休期間は終わりですね。あんまり連休じゃなかったけど。今日はなぜか異様に眠くて午前中おそくまで二度寝してしまったうえに、夕方お風呂でうとうとしてしまいました。今日はあったかい(というか、あつかった)からすこし表に出ようと思ったんだけどな。
 昨日はあちこちうろうろしました。電気屋さんに行った。携帯電話がいま3年半ほど使っていて、買い替えも考えているんだけど、今売ってる携帯電話はどれもおおきすぎる。もうすこし今のでがまんしようかと思います。傷だらけで見てくれがひどいんだけども。そういえば昨日は寒かった。あったかかったり寒かったりですね…。

エコじゃない

 HMVで絶版って言われた本がAmazonにはまだ在庫ありだったので買ってみました。しかし文庫本1冊買って送料無料でどうしてあうんだろう。ふしぎです。
 HMVで絶版って言われた時には、別の本と2冊注文しました。そしたら1冊絶版ということで、こちらも1冊だけ送ってきた。しかもHMVのあのハコで。文庫本1冊をあの箱で送ってくるのかHMV。ぜんぜんエコじゃないよ!

ぜんぜん

 3日と、今日の午後から仕事にいったので全然連休じゃなかったです…。明日行けばまた週末なんだけど、そういう気もなんだかしないなあ。
 弟がおととい来帰省してきて今朝はやく帰りました。今日はそれほどじゃなかったみたいだけど来るときは8時間くらいかかったそうです。3日の日の中央高速の渋滞はものすごかったらしい。私はとてもじゃないが8時間も運転できないなあ。

こばなし

 この間あさすこし早く目が覚めて寝床でうだうだしているときに


 お露の亡霊が夜な夜な尋ねてくる。新三郎の部屋を良石和尚が尋ねるとおびただしい旗が部屋中にあふれている。和尚いわく
「新三郎、お前、このままではお露の亡霊にトリコロールにされてしまうぞ!」

 というぢつにしょうもない小噺を思いついて、そのしょうもなさがけっこう好きだけどちっとわかりにくいかなと思った。

池袋演芸場 4月下席(昼席)  2011/4/30

 トリが代演でしん平さん(けっこう好き)に変わっているし、もう一日末広亭に行こうかな、とも思ったり、あるいは初台で下野竜也さん指揮のR・コルサコフの交響曲を聴こうかと思ったりしたのですが、今日は池袋演芸場に行くことにしました!

 午前中の予定をなにも考えていなかったのです。まあとりあえず出かけてしまおう、と、昨夜遅くにチェックインしたホテルを出て電車に乗って、鶯谷へ。以前から行ってみたいと思っていた東京国立博物館に行くことにしました。前に上野まで散歩しようと鶯谷で降りて、国立博物館が近いのをしっていたのです。途中、寛永寺の石灯籠が道端に建っているのを見たりして、行ってみたらまだ開館時間までだいぶありました。しかたがないのでだらだら上野公園内をあるきました。上野動物園に行く人の数がものすごかった。結局上野駅まで歩いたのですが、駅構内の放送によると、入場制限をしていて、さらにパンダ舎は2時間待ちだそう。そんなにまでして見たくはないな。あと、東京文化会館の前に修学旅行か何かの女子中学生(なぜか男子中学生はいなかった)のむれが集合して整列してわあわあ言っていたんだけども、そのぺちゃくちゃ騒ぎぶりが、竹やぶで雀の群れがさえずっているのにものすごく似ていた。なぜあすこまで似るんだろう。

 なんてことをみたりきいたり、上野駅の本屋さんに立ち寄ったりして、ふたたび戻って国立博物館に入りました。仏像はあまりなかったけど、土偶がおもしろかったなあ。今まであまり土偶面白いとおもったことないけど、面白かった。あの時代になぜあのかっこうなんだろう。ふしぎすぎる。結局展示室を半分もまわれませんでした。最近歩いていないせいか足も痛くなった。
 ふたたび鶯谷まで戻って、なんにもない南口駅前に唯一あって、前回通ったときにいい匂いをさせて準備中だった公望荘っていうおそばやさんでせいろをいちまい。なかなか好きな感じでした。お店も落ち着いた感じでよかった。

 池袋演芸場の前はすこし列ができていました。以前から工事していたけど、角に油そばの黒い店ができていたのでちょっと驚いた。前座は林家扇さん「桃太郎」 以前聞いたときよりハキハキしてきた感じ。マクラで小さい頃の話をするのに「僕」 とか言うものだから、お客さん数名が「?」 ってなってた。かなりの入りで、前座さんのあとお膝送りのおねがい。こういうところで前座さんもなんとなく人によって雰囲気がちがうのが面白い。

 林家たけ平さん「大師の杵」 あまり聞かないネタな気がします。地噺にひとをくったサゲがついているんだけど、地噺の部分も勢いがよくって楽しい。若くていせいのいい噺をきいた気がしました。続いて三遊亭窓輝さん「たいこ腹」 一八はお腹に鍼を打たれるのにわりとぼんやりしている。もっと必死さが出てこないと面白くならないです。

 続いて柳家三三さん。途中時間がないと言ったりしたけど、そのせいもあるのか速いテンポの「悋気の独楽」 いいですなあ。オッカナイ顔をするおかみさん、こまっしゃくれた小僧さんのやりとりがなんとも楽しい。前に出た人のネタをいじったりして、しゅっと一席。サスガでした。

 続く結城たかしさん。ギター漫談で初めて見る人。微妙すぎる。地震の話題を入れていたけど痛々しすぎてきいていて困った。
 古今亭菊之丞さん。「替り目」 風邪をひいているそうで相当つらそう。本調子ならいい替り目をやりそうな気もしたのでまたきいてみたいかも。仲入り前は入船亭扇遊さんで「人形買い」 季節ネタといえば季節ネタですが、この時期だけかかるわけでもないのかな。小僧さんが「表に出ると精神衛生上良いです」とか言って、わあわあ喋りながら歩いていくところは、いかにも春の空の下を3人でぽこぽこ歩いていく感じでたのしいところのように思います。

 順番が入れ替わったりしている関係でクイツキが柳亭市馬さん。前半をばっと省いて、新しい家に来たあたりから「粗忽の釘」 せっかちな男のあちこち駆け回りようがじつに楽しいです。隣の家でさんざん喋り散らして家に戻ってきて「隣の奴は凄いおしゃべりだな」 なんてところはいつ聞いてもおっかしいです。市馬さんは声が良くて調子も良いのでときどき眠くなってしまうことがあるのですけど、こういう滑稽話をきちんとやってお客さんを沸かせるあたりはやっぱりすごいです。

 昨日に引き続いて林家木久扇さんをきいた。今日は「そのとき歴史が動いた」 みたいな漫談でした。古典はあんまりやらないのかな。アサダ二世さんが珍しくすこし長めにやって、トリは三遊亭萬窓さん。ネタは「文違い」 でした。体格が大きいので花魁の役はすこしキビシイ気もしたけど、声柄でこなしていた。サゲをだいぶ変えていて、きいたあとすこしだけ、それってアリなんですかどうなんですか?って考えちゃいました。
 今日の池袋、立ち見が出るくらい混み合って、お客さんもいいお客さんでした。後ろで子供がちょっとゴソゴソガタガタしていたけどそのくらいはしかたない。

 かえりの高速バスの時間を遅くとっていたので、新宿に出て軽く飲もうと思ったら、ソコソコ飲んでしまった。駅のまわりが節電でやたらとうす暗くて、さみしい気分になってしまいました。



浅草演芸ホール 4月下席(夜席)  2011/4/29

 遊雀さんにちょっとゴブサタ(後で考えたらそれほどでもなかったけど)なので、おさそいもあり、新宿三丁目から浅草に移動しました。なんて酔狂な。ちなみに乗り換えは丸の内線から赤坂見附で銀座線乗り換えだよ。
 田原町で降りたら、やきそばをいつも焼いてるお店がやっていなくていつもの匂いがしなかった。JPCの下がラーメン屋さんじゃなくなっていたのも驚いた。なんだかあそこ入れ替わりが激しい気が。ぽくぽくと歩いてゆうぐれの浅草演芸ホールへ。

 入っていくと二つ目に昇進したらしい春風亭昇々さんが「初天神」 をやっていた。ちっと遊雀さんの初天神の香りがしたけど気のせいかな。桂小南治さん「居酒屋」 宮田陽・昇さんの漫才も、震災ネタがすこし。時事ネタを扱うとどうしても出てしまいますな。三遊亭小円右さん「酢豆腐」 最近「とりとてちん」 ばっかりなので酢豆腐のほうは久しぶり…。ここ数日あったかだったのでそろそろこういうネタも出てくるのだろうか。柳亭楽輔さん「犬の目」 松旭斎小天華さんの奇術があって、仲入り前は昔昔亭桃太郎さん。独自のネタを入れた「魚根問」

 浅草夜は客層で個人的にあまり良かった記憶が無いのですが、今回もかなりひどくて、桃太郎さん苦戦していらしったようです。

 仲入りがあって、クイツキは三遊亭とん馬さん。協会の誰かにちょっと口調が似ている気がしたんだけど思い出せない。小噺をふたつほどやって下りました。マグナム小林さんのヴァイオリン漫談、桂南なんさん「夏どろ」  続いてお待ちかねの三遊亭遊雀さん。「堪忍袋」 一緒にきいた人のお話では、どうも寄席ではあまりサゲまでやらないみたいですね。やっぱり高座に声をかけるお客さんが多くて大苦戦。登場人物のセリフのままとうとう「だまってきいてー」 

 Wモアモアさんの漫才に続いて春風亭小柳枝さんが「うなぎや」 をかなり長々やりました。このネタはやっぱり枝雀さんが頭に浮かんでしまうネタなのでたいへんむずかしい。枝雀さんのが強烈すぎるのでしょうけれど。

 鏡味正二郎さんの太神楽で、トリは山遊亭金太郎さん。ネタは「帯久」 でした。あんまり気分がよくない噺ですきではない。きちんとやっていて、なかなか、と思いつつ聞いていたのですが、かんじんのお裁きの場面がちょっと説得力に欠ける感じになってしまって残念でした。なぜ支払いを50年の年賦にしたのか、という理由がややわかりにくくなってしまっていたので…。しかし帯久にくきやつ。そしてやな噺だ。

 後ろの席の人がこっそりと遊雀さんがいちばん面白かったというのをきいたのでちょっとうれしい。今日は小南門下を4人もきいたよ。なかなかあるこっちゃないと思う。

 浅草は寄席がはねるともうだいぶ暗いので、神田まで出て、お話をしつつお酒をのみました。家を出かけるときはひとりさくら水産の予定だったので、たいへんありがたい。でもちょっと的外れな意見も吐いていた気がするのでこんどまたおわびしてていせいします。


新宿末広亭 4月下席(昼席)  2011/4/29

 末広亭、なんと昨年の2月以来。ヒサビサ感はあったけれどそんなか。そもそも震災の影響で東京に行くの自体2月以来。こんだけ開いたのはもうだいぶ久しぶりじゃなかろうか。家でごろごろしたい気分もあったり、遠出したい気分もあったりしたんだけど、とりあえず出かけてしまおう!っと、高速バスを予約して出かけました。首都高で事故渋滞があり、やや遅れての到着。新宿でそれでもまったりカレーとか食べて行ったら、もう開演していて、桟敷席に案内されました。桟敷も席によっては嫌いではないけれど、足が痛くなるですよね。2階も開く入りで、よく笑ういいお客さんだったと思います。

 入って行った時は柳亭市助さんが「転失気」をかけていた。川柳つくしさん「接待ゴルフ」 ひびきわたるさんの漫談。桃月庵白酒さんはわりといつものマクラをふって「ざる屋」を短めに。「上がる」という言葉だけで客席を盛り上げていく噺だけど、その勢いがやっぱりすばらしいね。続いて三遊亭吉窓さん「山号寺号」 珍しいネタだと思うけど最近どっかできいた気も。そんでややネタがかぶってる気も?? ホンキートンクさんの漫才があって、三遊亭若円歌さんの漫談。

 林家木久扇さんはナマできくのはひょっとしたら初めてなのかもしれない。あんまり寄席には出ませんからな。彦六伝…っぽいの。どこまで本当の話なのかなあとか思ってしまったけれど、とかくお弟子さん筋の語る逸話は面白いものが多いですね。難しい人柄の一方、ユニークな面もかなりあったのかも。ちなみに私は先代の彦六師の語り口はけっこう好きです。ナマでききたかった。

 松旭斎美智・美登さんが奇術をやって、入船亭扇遊さん「たらちね」 千代さんはオサムライの娘さんなのか、と今回初めて気がついた。入船亭の言い立てはきれいだ。上方はどうだったんだっけな。柳亭市馬さんは「牛ほめ」 この人の演じる与太郎はなんとも呑気でたのしい。ちょっと短めだったかも。

 三増紋之助さんが曲独楽をやって、仲入り前の三遊亭歌之助さんだったんだけど、紋之助さんの曲独楽に今回も感激した。コンタクトずれるんじゃないかと思うくらい笑ってしまったよ。前半でいちばんすごかったかも。

 仲入り後のクイツキは林家鉄平さん「紀州」 なぜかやり手が多くなってますな。ロケット団は毎回時事ネタをちゃんとつかんでもってくるあたりがすばらしいと思う。今回は震災がらみなどでもきつくならない程度のネタをちゃんとつくってかけていた。

 今席では、芸術協会から昔移籍してきたお二人が続けて出演していました。このお二人、けっこう好きなので、こことトリの川柳さんがお目当てでした。一人目の桂南喬さんは「初天神」 最近若い人の「初天神」 しか聞いていないので、きっちりした初天神は久しぶり。金坊と家を出るまでの部分をかなり長めにやって、出かけてからはほとんどあっさり、飴の部分だけでした。もう一人の桂文生さんは「ずっこけ」 酔っ払いがクダをまく様子がじわじわとおかしくて、とてもいい感じでした。こういうじわじわおかしい、というのも落語のだいごみのひとつのように思います。

 和楽社中がややあっさりめにやって、トリは川柳川柳さん。80歳になられたそうです。お元気そう。わりとあっさりめにガーコンをやって、ギターを持ってきて一曲歌って終わりました。30日には傘寿の会が昼夜であるんですって。私はこの人にとっても寄席の空気を感じて、ときどきむしょうに見たくなるのでこれからもがんばってほしいです。


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