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ぶれいもの音楽隊(雀の間)

今年のまとめ

 明日明後日とここ恒例になっている伊豆旅行に行く予定なので、今年のまとめをしておきたいと思います。
 今年は落語はあまり聞いていないのでこれということはないかもしれない。ほとんど聞いているのが遊雀師匠だったりするし。もっと聞きたいのはやまやまなのですが…。
 コンサートもそれほど行っていないけれど、ここ数年の中では行ったほうかもしれません。印象に残ったのはパーヴェル・コーガンが新日本フィルを振ったコンサートと、あと、クラウス・マケラって人が都響を振ってシベリウスをやったコンサート。マケラ氏はまた来日したら聞きに行きたい!と思いました。なんだかきいていてとても楽しかった。
 映画も振り返ったらそんなに見ていない気がする。「スリー・ビルボード」が印象が強かったです。「カメラを止めるな」はテーマはともかく、日本映画!って感じのつくりだった。「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」と、「ジョニー・イングリッシュ」は、期待していたんだけどそれほどでもなくてちょっとがっかりしました。

 本は80冊ちょっと。なんといっても強烈だったのは町田康さんの「ギケイキ」 義経記って古典を下敷きにしているみたいなんだけれども、強烈に面白かった!町田康の自由自在な言語感覚で古典の人物が活き活きと動き出す感じがいたしました。
 あと読んだ順で(敬称略)
〇阿部 和重,伊坂 幸太郎「キャプテンンサンダーボルト」
 エンタメ小説の王道感。息もつかせぬ展開。ご都合主義かもしれないけれど、非常におもしろかった。
〇篠田節子「インドクリスタル」
 この人のお話はハズレがない気がします。主人公がしかし、現地の人をだまくらかしてお金儲けをしようとしているような感覚があってちょっと微妙な気分になる。そういうところも篠田さんはようしゃなく書くし。
〇西村賢太「夢魔去りぬ」
 相変わらずのDV場面が出てくる私小説。特にこれはDVに至る理屈がすごすぎて笑うしかない。ただ、こう自分を正当化しようとするところは多分私の中にもあって、そういうところがなんとなくこういう小説に惹かれる理由なのかもしれない。
〇佐藤正午「鳩の撃退法」
 なんだかへんてこりんな感じの小説だった。上下巻でいささか疲れるのだけれど、読んでいる間じゅう、何これ面白い!と思っていました。文庫版の解説で糸井重里が「感じがいい小説」と書いているのを読んで、なるほど、と思いました。
〇津村 記久子「ポースケ」
 悩みをかかえる女性たちが出てくるけれど、日々大変なこともあればそうでもないこともある。それぞれがいろいろにかかわり合って世の中がうまいことまわっていく、そういう感覚が描かれているから津村さんの小説を私は好きなのかもしれない。この小説、女性だったらもっと深く共感するのかもなあと思いました。
〇スティーブン・キング「ドクター・スリープ」
 搾取する側の、悪の方をわりあい丹念に描いていて、そちらはそちらで色々大変そうだなあ、と思わせられたのがちょっと独特でした。キングのホラーは人間を丹念に描いているところがちょっと他のホラーと一線を画しているところかなと思います。
〇麻宮ゆり子「仏像ぐるりのひとびと」
 仏像を修理する人が主人公のお話。お話自体も面白いし、仏像に関して、そういうこともあるのかー、と初めてわかったりもしました。
〇窪美澄「アカガミ」
 国の政策で国がカップリングをして夫婦を作って・・・、という、ちょっとネタバレになりそうなのであまりかけないのです。意外なラストが待っていました。
〇相場 英雄「ガラパゴス」
 派遣労働者が殺されて、それについて調べていくうちに、この国の暗い部分が見えてくる。このシリーズの「震える牛」と同様、さまざまな問題が提起されます。読み応えがありました。哀しい最後になみだがでます。

今年最後の本は、穂村弘さんの「にょにょにょっ記」でした。


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三遊亭遊雀のどーんと来い Vol3 2018/.12.22 六本木ゆにおん食堂

 暮れの押し詰まった中、んで、いろいろ煮詰まっている状況で、こういう時こそ現実逃避せなあかん、というノリで遊雀師匠を聞きに行ってまいりました。会の演目はこんな感じ。っていうか書くの遅すぎですよね。煮詰まってたもので……。
 立川かしめ ん廻し
 三遊亭遊雀 真田小蔵
 立川こしら 小言幸兵衛

 中入り
 
 立川こしら 干物箱
 三遊亭遊雀 二番煎じ
(敬称略)
 こしらさんは初めて聞きます。なんだか話のはじめが漫才みたいだなと思っていたらそういう経験もあるらしい。けっこうな変化球の落語でくるので面白かったけれどなんだかちょっとつかれました。
 遊雀師匠の二番煎じが今年最後の落語でしたが、この時期にきく二番煎じはまた情緒があって、今年最後の落語がこれでよかったなあとしみじみおもいました。

暮れの鈴本掛け取り三昧 2018/12/22

 夜の落語会にあわせていってきました。なかなか慌ただしいお出かけとなりました。前座さんがあがっているときに入ったのですが、かなり混んでいて、最後は立ち見も出ていました。

 敬称略で・・・

 金原亭馬久 真田小僧(サゲまで)
 三増紋之助
 古今亭文菊 権助提灯
 三遊亭歌奴 佐野山
 にゃんこ・金魚
 柳家小ゑん ぐつぐつ
 桃月庵白酒 粗忽長屋

 仲入

 柳家小菊
 五街道雲助 身投げ屋
 橘家文蔵 道灌
 林家二楽
 古今亭志ん輔 掛け取り萬歳

 私の隣にいたおじさんは私と一緒に入ったんだけど、スマホをいじっていてお茶子さんに注意され、そのあとはずっといびきをかいていて、仲入りで帰ってしまって、何しにきたのか全く不明でした。
 トリの芸達者ぶりがうかがえる掛け取りと、そんな展開か!と驚いた白酒さんの粗忽長屋が特に面白かったです。

試聴

 今月はちっとも書いていません。なんだかあわただしく余裕がございません。

 そんななか、先日某アウトレットに行きました。アウトレットで、というとすぐわかってしまうかもしれませんが、某オーディオメーカーのお店が出ていて試聴してきました。お店の中が音楽だらけでやかましくて試聴なんかできたものではない感じでしたが、思ったことは、あんまり好きな音ではないなあ、ということでした。なんだか曲によっては聞いていて気持ちが悪くなりそうだった。
 ひきくらべて私のオーディオはそんなに高価なものではないけれども、それなりにやっぱり自分の好きな傾向の音を出してくれているのだなあ、と思いました。ここしばらく家で音楽を聴くことがすこし減っていたのですが、ありがたみがわかったのかそのあとすこしCDを出して聞くことがふえました。今日はこんな時間にマーラーとか聞いていてすこしうるさいです。

北陸に行ってきたこと

 11月に北陸に行ってきたので簡単に書いておきます。もういくらか忘れかかっているところもあるように思う。

 地元を朝早く出発しました。今回は団体の旅行です。レンタカーに乗り合わせて行きました。途中コンビニに寄ってお菓子や飲み物を仕入れていきました。そこそこの時間からお酒を飲んでいる人もいましたが、運転を変わる可能性も考えたのと、しばらく前から体調がいまひとつで肩凝りと頭痛がひどかったため、私は飲みませんでした。

 松本インターで高速を降り、そこからは山道のようなところをずいぶん走りました。途中は紅葉がものすごい色づき方をしている場所や、山肌ががりがりに見えているところ、道路わきから温泉らしき湯気が湧きまくっているところなどいろんな景色があって見飽きない気がしました。車はどんどん走りますが、帰りもこの長い距離を走って帰ってくると思ったら憂鬱でした。
 安房トンネルという長いトンネルを超えた先は、さらにトンネルだらけの道でした。長い長いトンネルを抜けるとまた長い長いトンネルで、運転している人は疲れるのではないかなあと思いました。
 途中で岐阜県も通りましたが、すこしトイレ休憩をしたくらいでした。岐阜県はきちんと用事があって足を踏み入れたことがない県です。いつか用事をつくって立ち寄ろうと思っています。
 富山県に入りまして、富山県も鉄道で通り抜けたことはあるけれどきちんと寄ったことのない県です。防風林のある大きいおうちが多いように思われました。
 富山の、きっときと市場というところに行って、おひるごはんを食べました。なんというか、地元の直産物販売所のようなところで、こんなところではたいした食事も出ますまい、と思いましたが、出てきた定食がめっさおいしかった。おこめがおいしいのにはおどろきでした。もちろんおさかな類もおいしかった。施設のむこうは草が生えてぼうぼうとして、さらにむこうは海なのであろう、と思っていいきもちだった。

 そこを出て、しばらく車を走らせて、ふねに乗りました。船乗り場につくまで雨がざんざか降ってどうなることかと思いましたが、着くころにはやみました。
 乗ったのは富岩水上ラインというのです。いったん富山湾?に出るのですが、すぐに運河に入って、運河を遡上するような遊覧船でした。運河と言ってもまあ、街中にある川なので、あまりおもしろくはなかった。桜の時期なんかだと良いのでしょうけれど。途中に閘門というのがあって、そこが珍しい感じだった。まあまあある施設らしいけれど、遊覧船が通るのはここだけらしいです。

 船を降りて富山駅に行って、かわいらしい路面電車のような電車でまたもとの船乗り場に戻りました。また雨がざんざんぶりになってきた。

 そこからまたレンタカーに乗って、山代温泉というところに泊まりました。大きい宿だったけれど、食べ物とかお風呂とかはそれほどでないなと思いました。酔っぱらって寝たのであまり夜のことはおぼえていない。久々に大部屋に4人くらいで寝たのですが、あまり印象に残っていません。

 翌日は永平寺にいきました。すごく人がたくさんいた。紅葉はだいたい見ごろでした。一緒に行った人たちがどんどん行ってしまうのであまりよくみられませんでした。大きな建物だったけれどすごく古いというものはないらしい。
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 そこを出てこんだ東尋坊にいきました。福井県もそういえば初めて足を踏み入れる県です。今回の旅行で富山県と福井県は生まれて初めてきちんと足を踏み入れたのです。そして、近くで日本海を見るのも初めてかもしれない。
 東尋坊はうらさびしいあまり人がいないところかと思っていましたが、お土産屋さんが軒を連ね、観光客がわいわいしながら歩いているにぎやかなところでした。永平寺も山の中の荘厳な場所だと思っていたので、どちらも思っていたのと全然ちがいました。
 東尋坊は、お土産物屋さんの先から見ると、どうってことのない海、と思いましたが、がけの先の方から見下ろしてみるとものすごく切り立った断崖で、高いところが苦手な私はかなり腰が引けた感じで覗き込んでみました。
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 東尋坊の由来は、むかしむかし東尋坊という素行の悪いヨッパライの坊さんを恋敵がケリ落とした(ケリ落としたかどうかは定かでないけれど)ということらしい。そのような昔から殺人の現場となっていたのか。

 東尋坊もすばやく見て、金沢の宿にいきました。荷物を置いて、飲みに出かけました。いろんな北陸のお酒や魚を食べた。ほんとうは夜すこし散歩などもしたかったのですが、頭痛は相変わらずなので早く寝て、翌朝もけっこうな時間まで寝ていました。

 最終日は金沢城や兼六園などをかけあしに見て、市場でお土産を見て帰りました。帰りは新潟をまわってずっと高速道路を使って帰ってきました。こっちのほうがお金はかかるし時間もすこし長いけれど楽だなあと思いました。最終日には頭痛もだいぶ良くなり、3時間ほど運転した。家に帰っても頭痛はよさげだったのですが、翌日出勤して上司とお話をしているうちにまたもとの頭痛が戻ってきました。