ぶれいもの音楽隊(雀の間)

池袋演芸場 7月下席(昼席)  2007/7/30

 この席は白鳥さんが仲入り前、喬太郎さんがトリってなことで、ぜひとも行ってみたかったのです。地方住まいだし、ほかにもさまざまの事情でなかなか行けないのですが、万障繰り合わせて楽日に行くことにしました。
 ところがところが。雨予報。しかも強く降るって言うじゃないですか。朝起きると雷がゴロゴロ……。雨が降らないうちにと早めに出かけました。新宿について塔(タワレコのこと)で少しぶらぶらして表に出るとたいへんな雨風。昼食に入った店もお客さんはワタシ一人できまづい感じ…。まけるもんかとまったり食事をして池袋に移動しました。まだ早いかなーっと思いつつ12時半頃にテケツを覗くともう何人か人がいたのでそのまま並ぶことにしました。ひまつぶしに本を買ったのですが、まったく手をつけずに、来週の吹奏楽コンクールの練習を録音したmp3を何度も聴きなおして「今年は金賞はダメかもしれない…」 「いや今年も大丈夫かもしれない…」などと悲観したり楽観したりしていたら開場になりました。雨のため早めに階段に入れてもらい、開場もすこし早かったです。さすがに雨のせいで開演時点で7〜8割くらいの入りのようでしたが、最終的には立ち見もいるくらいの入りでした。
 最初は柳家小きちさん「花色木綿」 前半ものすごくカミカミで、どうなることかと思いました。声が大きくてよいかも。ちょっとネタが難しすぎではないかな。柳家喬四郎さんは「皿屋敷」 自分で「古典なんかやって大丈夫かぁ」 みたいなツッコミを入れていましたが、確かに前半の怪談部分はグダグダな感じ…。後半はいろいろ入れごとをして、皿も100枚まで数えてしまう…。どうなることかと思いましたが面白かった。続いて柳家喬之助さん。本来なら今定期的な検査のための入院している予定だったのをずらして今席に出てるんですって。ネタは「真田小僧」 なかなか良かったです。金坊がお父っつぁんを引っ張っていく加減がなかなか。途中で客席に子供がいるのに気がついちゃったって…もう遅いっすね。続いて柳家三三さん。巨人-広島戦を見に行った時の客の野次などのマクラから、ネタは何かなーっと思っていると「壷算」 三三さんの壷算なんて面白そうじゃないの…っという期待を裏切らないデキでした。瀬戸物屋の困りようが良く出ていたと思います(このネタここが上手くいかないとつまらないですからね)。私は三三さんのこういう感じのネタを実はあまりきいていないのかも。こういう噺も面白く聞かせて、やっぱりこの人は上手いなあ…と、感心してしまいました。最後のほうで困っている瀬戸物屋に瀬戸物屋の子供が飴を分ける話をもちかける…という、これまた計算のからむ聞いたことのないエピソードがあって、なんだなんだ?と聞いているとコレがまた面白いの…。誰が考えたんだろう。で、そんときはなにげなーく聞いてしまったのですが、あとで「あれってどういう計算だったんだ???」 と改めて計算しなおしてしまいました。まんざらバカじゃあ落語も聞けないのだなあ(それほどのことでもない)。
 にゃんこ金魚さんの漫才はここのところおなじみの「にゃん金寿司」 ですが、なんだかいつもより若干はじけ気味だった気も。本日初の柳家(にゃん金さんも所属は柳家だったり)以外の噺家さん、古今亭菊之丞さん登場でなんとネタは「幾代餅」 この出番で幾代餅かよ…っと思いましたですよ。なぜそういう選択だったんだろう。早口でなんだかどこも説明不足で、もったいない感じがしました。仲入り前は三遊亭白鳥さん。新潟でおばさんにいっしょに写真を撮ってほしいと言われた時のマクラから「戦え、おばさん部隊」 面白かったけども、なんだか私はこのネタは気分に合わないというか…イマイチでした。もしかすると白鳥さんのパワーに押されたか…。
 仲入り後は柳亭左龍さん。仲入り後のお客さんが白鳥疲れしているから戦うのはやめました、と言うので、あっさりとどんなネタをやるのかな?と思っているとなんですかなんですか全然さっぱりでもない「野ざらし」 ですよ。全体にわりあいツボツボを押さえてていねいな感じ。やや笑いは少なかった気もしますが、私はなかなか楽しくききました。左龍さん、釣りはしないのかなあ。釣竿の扱いがやや「アレっ?」って感じがしました。変なところが気になって困ったものだ。
 続いて入船亭扇辰さん。ひょっとして初対面かな…?たぶんそうです。そんでたぶん初めて聞くと思う噺です。「腕食い」とか「脛かじり」というネタがあるのを知っていたのでそれかなと思ったのですが「団子坂奇談」 というネタらしい。これはなっかなか良かったです。今日一番楽しんだかもしれません。笑いのほとんどない、怪談めいた噺(皿屋敷あり、野ざらしあり、このネタあり、夏だから?)ですが、ぐっと引き込まれました。この人また聞いてみようと思いました。もしかしたら好きなタイプの噺家さんかも…。
 太田家元九郎さんは出てくるなり「二日酔いです」 ってなことを言う。ほほう…。いつもの台詞以外のことを言うのは珍しいな…と思っていると、今日は願人節となんだっけ…と、じょんからを時間まで弾いて降りますとのこと。へええ…っとこれからしばらく津軽三味線タイム。面白かった…。いつもこういうのでもいいなあ…。
 トリは柳家喬太郎さん。夏風邪だそうで出てくるなりつらそう。な割に、選挙の話から池袋の話をして、ラーメン屋の話をして、また池袋の話に戻って、っとながーいマクラのあと新作「華やかな憂鬱」 というネタに(演題を間違えて書いていました。ご指摘を受けて訂正しました)。キャバレーを舞台にしたネタでこれも始めてから客席に子供がいるってチェックしたのになあ…でも今から初天神なんてやれるかよっ!みたいな感じで。なんだか話があっちこっちに飛んでまとまりがないんだけども、喬太郎さんのキャラクターで笑わせて、満足のいく一席でした。座布団の上で膝立ちになったり丸くなったりの熱演。さすがだなあ…。喬太郎さんの安定感ってものはすげえなあ…っとアタクシ再認識しましたですよ。そういえば、高座に上がってすぐ、雨が上がりました、という報告をしていました。これから寄席がはねて外の天気は気になりますから、こういうことは言ってくれるとありがたいことで、うれしい気遣いかもしれませんね。表に出ると曇ってはいましたが雨はあがっていました。そういえば7月も終わりなのに今年はまだ梅雨が明けないんだなあ…。蒸して暑いけど夏って感じじゃない気もするし。海で思いっきり泳ぎたいですねえ!!!その前に私水泳習わなければなりませんけども。

テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

コメント

 スミマセン。まちがえていました。華やかな憂鬱でした。おわびして訂正しますNHK(なぜか覚えている高校時代の教師の口癖)
 今席の池袋もごうせいな顔付けですぜダンナ!すきをみて一日行こうかと画策しています。

  • 2007/08/01(水) 22:49:42 |
  • URL |
  • のじ #QzKMxyqc
  • [ 編集 ]

喬太郎さんの噺は…。

はじめてコメントいたします。

かなりいい感じの顔付けだったのですね〜。私も見たかったです。
今回はどうにもチャンスがなかったので残念…。
喬太郎さんの噺は、先日の「SWAクリエイティブツアー」で
ネタ下ろしされたものですね。
その時は「華やかな憂鬱」となっていましたが、
「華麗なる〜」に変わったのですね。

やっと梅雨も明け、暑い毎日になるのでしょうか。
それはそれでちょっとツライですが…。
コンクールのご成功、お祈りしています。

  • 2007/08/01(水) 17:29:35 |
  • URL |
  • NAH #n8dpBmMs
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