チケットなかなか取れない喬太郎さんの独演会、なぜか取れたので行ってきました。この日は夜浅草演芸ホールで三遊亭遊雀さんの復帰後初トリというめでたいできごともあり、充実のイチニチですな、っとうきうきでかけました。一軒甘食を求めに行って、そのあと紀伊国屋でかわら版を買って、近くのガ●ジーでカレーを食べましたがアタクシにはあれは辛すぎる。からいっ。今日もお腹がへんです。それはでも昨日飲んだからかな?
紀伊国屋ホールはたしか初めて(なんかでも来たことあるような気もするんだよねえ。来たことあったかなぁ?)なかなか時代のついた感じのホールです。席は前から7列目くらいだった。
プログラムには「前座」「柳家喬太郎」 「仲入り」 「林家二楽」「柳家喬太郎」と書かれていて、京須偕充さんの解説が書いてあるのですが、最初に出てきたのは喬太郎さん。あれっ?プログラムは京須先生の解説が値打ちで、出番は気にしないで下さい…などと言い初心に帰って、と「道灌」 しっかり楷書の「道灌」でした。サスガ。でも本当は最初に前座として出るはずの喬四郎さんが遅刻してきたわけで、喬太郎さんは終わって座布団を自分でひっくり返し、いったん引っ込んでまた出てきて、メクリの脇で深々とお辞儀をし、ふてくされたようにメクリを返して引っ込みました。続いて出てきたのが柳家喬四郎さん。短いマクラでいきなり「つる」 へ。おもっきしネタがついてるっちゅーの!と、椅子からずりこけそうになりましたぜ。この人は間の取り方とかあまりよくないし、噛むし、ちょっとねえ…なんですが、なんかフラがあるので、よくなると良くなるんだろうになあ…などと思いつつ聞きました。最後の泣く場面で「何で泣いてるんだ?寝坊したからか?」などと遅刻の理由を暴露したので大ウケでした。終わった後めくりをかえすのに誰の名前にしていいのかドギマギ。
再び喬太郎さん登場で、ネタが付いてることに対してツッコミ。八つぁんの登場シーンを繰り返した後「もうお前は来るなっ!」
私メモは演題くらいしか書いてないのでやや不確かですが、落語ブームは、今まで落語が好きだった人が落語好きとカミングアウトできるようになった、ということではないか、みたいな話から、落研時代の思い出話をはじめる(面白いの)。あーこれは「すみれ荘201号室」ですね。「ホテトル音頭」歌っちゃうワケね。実は「すみれ荘」は初ナマ聴きですが、こんなにすげえネタなのね。市会議員の吉川さんのキャラの濃さに大笑いしてしまった。いざホテトル音頭の段になってとみん小劇場でホテトル音頭…についてあれこれヤケクソ発言をして本領発揮しまくり。ヤケクソと言って「東京イメクラ音頭」まで歌って大盛り上がり。破壊力満点の高座でした。
仲入りのあとは林家二楽さん。七福神、ねずみ、などの注文を受けたあと、OHPをつかってウルトラマンの歌や井上陽水の歌にあわせて次々と紙を切ったものを見せていく。ああいうのも面白いですね。
喬太郎さん2席目は飲む打つ買うのマクラでひょっとして…と思っていると、賭場から出てきて「おーさぶっ…!」文七元結だぁ!っとオオヨロコビでしたが、デキはなんだかピンとこないものでした。残念。どうも長兵衛が軽いというか…だいじょうぶかねこのしと、って感じ。佐野槌でのやりとりにも何か深みが感じられず、そのために吾妻橋の場面もやや深みのない感じになってしまったように思いました。お久が戻ってきて、50両の金が返ってきたことで、長兵衛がまた前のような暮らしに戻ってしまいはしないか?という心配も…。今回はすこし前にきいた遊雀さんの文七といろいろ比較して聴いてしまった…。ひいき目もあるかもだけどあれがよかったのよ(あとでご本人が「まだまだですよ…」なんておっしゃっていて驚愕したワケですけども)。
喬太郎さんの落語は平均してあまりハズレはないというイメージだったのですが、こういうこともあるのですね…。
とはいえ、喬太郎さんこの後夜の部もやったんですねえ。すごい。

