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ぶれいもの音楽隊(雀の間)

池袋演芸場 二月上席(昼席)  2008/2/8

 はぁい…(はぁいぢゃないっ!)
 バスに乗って出かけました。なぜかはきかないで下さいな。っていうか今席の顔ぶれを見ると行かざるをえまいっ?
 首都高渋滞…。今日のひとつめの目標はナシかなあ…っと、若干アセリ。新宿到着10時30分過ぎ。小田急線に乗って(方角違うやん)代々木八幡まで行って、滞在時間数分で池袋へ。代々木八幡で購入した甘食のことは改めて。到着が11時20分ごろ。さぞかし行列が…っと、見ると、さすがに平日だけあってそれほどでもない。お昼を食べて、並びました。いいてんき……。「柳家喬太郎」 の幟が色鮮やかにはためいています。

 入場して、代々木八幡で甘食といっしょに買ったあまいパンを食べて(ウマイー)いると開演。前座さんは三遊亭歌ぶとさんです。最初をはしょった金明竹。歌ぶとさんは本当に良くあたる。だいぶいろんな面でこなれてきた印象だけど、今日の金明竹はちょっとイマイチ。言いたてが間違って覚えていやしまいか。いろいろ気になる点が多かったです。

 柳家さん弥さん「壷算」 なんかモノタリナイ…。最後はものすごい熱演でしたが、私のとこには届いてこないのよなあ…。瓶の代金はいっか入りで2円50銭。2円と下取りの2円で4円だよね…、という、肝心の箇所でヨタヨタしてしまい効果半減…。マギー隆司さんの奇術。アヤシイ…。柳家喬之助さんは「短命」 こちらもガンバリがいまいち伝わらなかったです。私疲れていたのかなあ…。柳家三三さんは、昔の池袋演芸場の話(リアルで知っているのだろうか…?)とか、池袋演芸場界隈の話をマクラに「しの字嫌い」 前にもききましたが、面白いです。てんぱった感じがイイ。

 林家二楽さんの紙切り。最初に鋏試しで桃太郎を切って、注文を受けようとすると、「ねずみ!」という注文とともに「ねずみ」と書いたプラカード(?)を出している人が…。思わず拍手しちゃった。二楽さんも「初めての経験です…」っとびっくり。切り終わったものを記念に…と渡して二楽さん、「その紙を記念にいただけませんか…」っと「ねずみ」と書いた紙をもらっていました。笑った。その後出た「遊園地」 という注文に大苦戦。延々と切りつつ、いつもとは違った話をしたりしていて、とても面白かったです。「遊園地」 のBGMにお囃子さんが「バロック・ホウダウン」を弾いていたのもひそかに「おおー」っと思いました。「バロック・ホウダウン」ってなんの曲?ってかたはググって見てくださいな。けっこうみなさんご存知のあの曲です。

 五明楼玉の輔さん「宮戸川」 んー。ネタが苦手なせいか…。飲み込みのおじさんはなかなかでした。

 入船亭扇辰さん。玉の輔さんの宮戸川にちょっと触れて、ネタは「鮑のし」へ。鮑のし…なぜか苦手ネタのひとつです。ああー。苦手ネタが続くのかよ…っと、思いましたが、魚屋さんとか、おかみさんの描きわけがいいし、セリフとか、細かいところを丁寧に作りこんであって、とてもよかった。すっかり噺の世界に引き込まれて、楽しくききました。扇辰さんはあまりグイグイ押していくタイプじゃないのにこれだけ聞かせるとはミゴトだなあ…。クスグリももちろんちゃんと決まっていましたが、笑うだけが落語じゃないよなあ…っと、思ったしだい。

 ペペ桜井さんも池袋の客層を意識してかいつものネタもあったけどすこし違うことも。柳亭市馬さんは「転宅」 前半わりにあっさりした空気感で、これだったらきいているほうも知らなければ泥棒が騙されているとは気がつかないんじゃないかっていうくらい。で、そのぶん翌日の泥棒のマヌケ具合が引き立ってくるというか…。煙草屋で話を聞くときの表情がなんともオカシイ。最初にお菊の家を紹介する時に「お富さん」の歌にちょっと触れると客席から拍手…。歌いませんでしたが。

 ここでお仲入り。

 クイツキは柳亭左龍さん。出てくるなり「市馬師匠が『やっぱり歌っとけばよかった』と楽屋で嘆いております…」。珍しい噺を、と言うので、何かと思ったら「鹿政談」 クイツキでこのネタっすか勝負師ですなあっ!っと、豆腐屋のアヤシゲな関西弁に違和感を感じつつ、ぢつはこの噺にもすっかり引き込まれてきいてしまった。お裁きの場面で、それぞれの人物を描き分けて、とっても面白かった。よかったです。古今亭菊之丞さんは「浮世床」から夢。この人が女形をやると色っぽいね。だけど今日は遊雀さんの同じ浮世床の「夢」をいろいろひきくらべてしまった。柳貴家小雪さんの太神楽、自分で説明しながらやるのは大変だなあ。あとで喬太郎さんのネタの中でちょっといじられていました。

 おひざおくり。今日の高座返しをしていた前座さんはたぶん初めて見る人なんだけど、声柄やなんか、いい感じだなぁと思いました。お膝送りで盛大に拍手をもらう。これも池袋ならではなのでは。

 トリは柳家喬太郎さん。池袋で喬太郎さんを聴くというのはやっぱしナニカとくべつです。今日しみじみそう感じました。あんなに盛り上がったお膝送りは初めてです…っと言いつつ出てくるなりバレンタインの話をマクラにふってくるので「白日の約束」か…?っと思ったら、餃子騒動と橘家文左衛門さんの話に行きました。文左衛門さんも池袋じゃ名前が出ただけで客席が反応するのね…。ステキだ。でまたバレンタインに戻って「白日の約束」 か…っと、思わせておいて、始まったのは夜の部主任、円丈さん作の「稲葉さんの大冒険」 でした。駅前でもらったもの、オリジナルバージョンではマッチなのです。マッチって今配ってないよなあ。と思ったら、もらったものはティッシュという設定になっていました。なるほど。ティッシュに書いてあるお店の名前(めっさ笑った)やらをアレコレ言った挙句喬太郎さん「鈴本じゃ言えねえよ…」 こういうのがいいよねえ池袋。稲葉さんの妄想全開で笑わせたあと、公園に行くと出てくる長谷川さん(ダレ?)のキャラが強烈。この長谷川さんが犬に引っ張られるという設定で高座に横倒しになってみたり、突然現れた長谷川さんに驚いた設定で前のめりにひっくりかえってみたり、喬太郎さんひっくりかえりまくりで大熱演。しまいにはひもで体をくくりつける場面で、枝雀さんの「宿替え」の胴ぐくりの場面をまねてみせて「枝雀師匠を思い出すなあ…!すびばせんねえ…」など(思わず拍手しちゃった)やりたいほうだい。ひーひー言って笑ってしまいました。強烈だわぁ…。途中「こんな噺じゃないんですけどね…」だって。いちどほんとの稲葉さんのバージョンもきいてみたい。今もやってらっしゃるのかなあ。池袋の喬太郎さんを、タンノウしました。きてよかった。

 昼席ばっかりじゃなく夜席の顔ぶれも超豪華なのです。よっぽどききたかったけれど、夜飲みがあるので涙をのんで帰りました。あっ、入りは最終的に立ち見もでて大変なことになっていました。ウワサできいたりした限りでは今席の喬太郎さんは絶好調だったようですね。明日明後日は休演だそうです。代々木八幡の甘食を、居酒屋のお嬢さんにひとつあげました。

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コメント

どもども

 お久しぶりです。
 池袋行かれたのですねー。この席の池袋はいい雰囲気だったようですね。出てくる芸人さんも、ホームと言う感じで、リラックスしていたように思いました。一朝さんきいたってことは夜席までですね。私も居たかったのですが都合によりひる席まで・・・。一朝さん最近とみに好きなので聞きたかったです。
 この番組は行けそうもなかったのですが、無理やり喬太郎さんの出る日に合わせて行ってしまいました。でも行って正解でした。楽しかったです。
 またどこかの寄席か会でお会いしましょう。

  • 2008/02/13(水) 00:09:48 |
  • URL |
  • のじ #QzKMxyqc
  • [ 編集 ]

お久しぶりです

のじさん、お久しぶりです。
一身上の都合につきブログから遠のいておりましたー(笑)
実は私も4日に池袋に行きましたよー。
きょん師匠が休演と聞いた時はめまいがしましたが、結局夜まで8時間こもっとりました。
あー何か生涯イチバン幸せかも!ってくらいの幸せな時間になりましてですね、全員大好き!ってくらいのホントに最高の流れで、帰りたくなくてべそかいちゃいました(ウソです)
あーそれにしても特に一朝さんと権太楼さんは素晴らしかったです!

そっか、のじさんは8日でしたかー。(しみじみ)
いや、私の斜め前の最前列にのじさんに似てる方がいらっしゃったんですよぉ。
声かけようかどーしようか迷ったんですが、結局違ったらと思って止めといたんですよね。
ふぅ、よかったですわぁ、恥かかなくて(笑)

  • 2008/02/12(火) 18:35:13 |
  • URL |
  • 伽羅 #-
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