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ぶれいもの音楽隊(雀の間)

京都旅行みっかめ

 みっかめです。

 第3日
 3日目。9月21日です。きのうも今日も、酒のせいか朝4時ごろ目が覚める。二度寝するけどねむい…。
 朝起きると物凄い雨。雷まで鳴り出しました。ホテルの窓から見える隣のビルの屋上はすっかり水がたまって、その水を雨がかき乱している。
 ここのホテルだけ朝食がついていました。パンとサラダとコーヒーのシンプルな朝食。窓際の席で表の通りを眺めつつぼんやりと朝食。再び部屋でぼんやりしていると雨が小止みになりました。今のうちに移動しちゃえ!とりあえず目的地に着いてしまえばなんとかなるであろう!っとバス停へ。バスに乗って移動していると、再び雨脚がものすごいことになってきました。私は折りたたみ傘しか持っていなくて、そんな傘で間に合いそうな雨じゃあありません。うわぁ…。バスが京都博物館美術館前に着くと、混んでいたバスから大粒の雨の中へけっこうな人が降りていきました。雨だから屋内でまったりしよう、ということですね。正解かも。ここで降りようかな、とも思いましたが、そのまま降りずに向かった先は、昨日も降りたバス停、南禅寺永観堂前です。今日の予定は永観堂さんです。見るところが多いので雨の日でもおすすめ、ということを聞いたので。しかし雨は凄い勢いでバスの窓を叩いています。不安だ…。と思っていたら、バスを降りる頃にはすこしだけ、雨脚が弱まり、永観堂に向かう道では少し強い雨くらいになりました。なんて日頃の行いのよろしいこと。けっこう時間かかりまして、着いたのが9時50分頃。

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 敷石が雨に濡れてなかなかに趣深い。
 これは浴室だそうです。ちょっと見落としそうな場所にありました。東福寺にもありましたが、ここは中が見られて興味深かったです。右は内部。フラッシュを焚いたのでちょっとへんな感じ。基本的にフラッシュを焚かないようにしているのですけど、ここは天気のせいもあってフラッシュなしではちょっと厳しかった。

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 お堂に入る頃には雨はほとんど止んで、屋根からもやがたちのぼっていました。庭は雨に濡れてとっても美しかった。紅葉の時期はシャレにならないほど虚無僧です。じゃなかった、混むそうです。

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 みどころのものすごく多いお寺さんでした。釈迦堂だったか、欄間に抜け雀の絵が描いてあります。その欄間のある隣の部屋で解説のビデオを流していました。抜け雀の部屋の中は入れないのですけど、ビデオの部屋はもちろん入れるのです。抜け雀の欄間、裏っかわには何が書いてあるのだろう、っと見たら、なんと、その部屋の欄間(こっちは確か燕でした)の裏にはものすごく精巧なねずみの絵が書いてありました。たぶんたくさんの人が気がつかないで通り過ぎてるんだろうけど、面白い。ねずみの絵でねずみ除け、みたいな意味なのかしらん。
 ちなみに雀の絵の描いてある、入れない部屋の欄間の裏も、ぐーっと身を乗り出してみてみましたが、こっちは表と同じ柄でした。
 方丈の襖絵、中国の仙人の絵がある。よくみるとなんだかちょっとユーモラス。鯉に乗って空を飛んでしまう琴高仙人の絵はちょっとニヤニヤしながら見てしまった。ひょうたんから駒ならぬなんだっけ羊だっけ、そんなのを出す仙人の絵はよーく見たけどどういう絵だかわかりませんでした。2匹の虎が睨みあってる絵も、迫力はあるけれどどことなくおかしみもあって面白い。方丈の前の庭は池が雨であふれてすごいことになってました。
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 みどころがとにかく多いステキなお寺でした。帰るころにまた雨がぱらぱらしてきました。2時間くらいいたかも。傘をさして次の目的地へ。
 次に行ったのは南禅寺さん。三門の前をとおりかかったの。本堂を見て、ちょっと前回の記憶が薄かったので、念のためお参りを。雨はまた止んできました。
 
 それからすこし歩いて(水路にカニがいるのを見たりして)南禅寺さんの塔頭のひとつ、金地院さんへ。
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 ここも蓮の葉がたくさん。奥のほうに鳥居があって東照宮があります。家康公の言葉が書かれていたりする。
 順路に従って歩いていくと、とってもきれいな庭。
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  この写真ではちと魅力がつたわりませんが…。ここの庭もよかったです。ほとんど人も来なくて、しばらくぼんやりと庭をながめていました。陽も少しさしていい感じ。その魅力につかまる庭っていうのがいくつかある気がしますが、ここもそのひとつでしょう。前回の旅行のときは、枯山水より水のある庭がいいな、と思っていましたが、今回の東福寺さんやここを見ていると、枯山水もいいよねぇ、と思いましたです。ここでもひとり記念写真に挑戦したけどこれは非公開です。特別拝観もありません!

 南禅寺前の坂をとぼとぼ下るワタクシ。そろそろお昼です。っていうか昼時過ぎてます。湯豆腐の店があるんだけども、私つめたい豆腐は好むけどあったかい豆腐は好まない。道に出る手前の細い道の奥におそばうどん屋さんがあって、親子丼があったので、それを食すことに。道を入っていくと、店のある道の奥に何か歴史的な場所らしき案内看板。何であろう…と見ると、上田秋成墓、ですと。ちょっとした通りの奥にこのような場所があるから凄いな。お寺の中には入れませんでしたが。

 うろんそばやさんはこぢんまりした造りでシブイ親父さんがカウンターに立っていました。いいねこういう店好き。親子丼はフツーでしたが、口の中やけどした。あとからご近所の方らしきおねいさんが入ってきて、今朝の雨で庭の裏から水が出て困ったことであるという話を店の人にしていました。午後の雨は午前の比ではなかったが、さぞかし難儀したことでございましょう。

 さてうろんそば屋さんでごちそうさまをして、ちょいと交差点をわたるとそこには香盤、じゃないよ交番さんがある。ひんぱんに聞かれてウンザリするんだか、最寄りのバス停のごあんないが表に貼り付けてありました。何が書いてあるのだろう、と、のぞいてみて、私もあとの行動に助かりました。

 で、その交番のところを入った、次の目的地は、山縣有朋の別荘跡、無鄰菴。和風の建物と洋館と、庭があります。ステキな庭だわ。ウチにこんな庭があったら入り浸って人間がダメになるかもしれぬと思った。
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 暗かったせいかここで撮った写真、かなりの枚数がボケボケ…。
 洋館の1階は展示室でした。2階はおしゃれな部屋。フラッシュ禁止なのでがんばって撮ってみました。実物はなんだかもうすごくオシャレです。真ん中にあるのはストーブらしい。
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  時間いっぱいながら次の場所へ移動して、バスを降りて目的地に向かっているとフタタビ雨が降ってきて、たちまちのうちにひどい降りに。この日は夜大阪で落語をきく予定だったので、すこし早いけれど移動することに。バスに乗って三条京阪をめざしていると、雨脚はどんどん激しくなってきます。3時ごろなのにあたりはひどく暗くなってきました。
 
 京阪三条、だか三条京阪だか全然おぼえられない駅から京阪電車で淀屋橋へ。京都を離れるとだんだん雨がよわくなってくる。淀屋橋から乗り換えてなんばへ。けっこう京都と大阪って近いんですねー。前回もそう思ったような気がするようなそうでもないような。

 京都に向かっている時から気になっていたのだけれど、電車が止まるときに「ドアから手を離してお待ちください」 みたいなアナウンスが入る。東京じゃあ無いアナウンスな気がします。あったかしらん。そんなにドアが開く時ドアに触ってる人が多いのだろうか。あと、電車待つとき並びませんね。文化の違いを感じる。

 なんばの駅構内の表示がまぎらわしくてしばらくウロウロ。とりあえずなんとか出口を見つけて、外へ出て、これから落語会で、あまりおなかが減っているのもなんだし、夜は飲むからあまり食べてもいけないだろうし…それにしてもこの店ちょっと高くね?とか、喫茶店の前で何を食べようかすごい勢いで悩んでいました。すると、これから合流する予定だったくりるんさん、くるりんさんご夫妻にばったり。ばったりというか、声をかけられたのですけどもね。何しろもうそりゃあ真剣にホットケーキかケーキセットかサンドイッチか…っと迷っている状態だったので、相当私、反応がニブかったのではないでしょうか。失礼致しました。

 喫茶店で結局ミルフィユ(食べにくい!)と戦って、会場のトリイホールへ。桂雀三郎さんの6日間連続の独演会の4日目です。会場が狭い、ときいていましたが、都内の落語会で相当シビアな場所をたくさん経験しているのでぜんぜんだいじょうぶ。ちょっと暑かったですが。
 最初は林家市楼さんの「普請ほめ」 こちらの「牛ほめ」 とはちょっと違う感じですね。与太郎じゃないのがいちばん違う。ソコソコのデキって感じでした。最初に出てくるのにマクラが自由っぽいのが東京と違う感じ。

 雀三郎さんの一席目は「青菜」 枝雀さんの「青菜」 があたまにうかんで、なかなか集中できない。雀三郎さんは演じるって言うより語るほうが先にたつタイプのように思いました。ちょっときいていて気ぜわしい。もうちょっといろんなものを聴き手の気持ちに置いていくようなやりかたのほうが好みです…。東京にもこういうタイプの人がいるけれど誰だろう…。思い出せない。

 続いて桂雀々さん「へっつい盗人」 このネタ、初めて聴くかと思っていましたが、以前けっこうコッテリした噺家さんできいていました。久しぶりで忘れていた。雀々さんのほうがテンポやしぐさが好みです。面白かったです。枝雀さんにいろんなところが似ている!と思いました。

 雀三郎さんの2席目は「船弁慶」 これも枝雀さんのものすごい船弁慶の印象があるのでいろんなとこものすごく物足りない感じがしました。型は枝雀さんのとはすこし違いましたね。

 休憩があって、雀三郎さん3席目(3席やるってのもなかなかすごいな)「へっつい幽霊」 ちょっとめんどくさい、と感じるネタなのですが、かなりあっさりやって、あまり長く感じませんでした。その分「ソコとばしちゃうの?」とか、そういう感じ。ただ、これは枝雀さんの呪縛がないだけに素直にきけました。
 お二人とも、ナマは初めてか、記憶におぼろなほど以前に聞いて以来だと思いますが、雀々さんはもしかしたらちょっと好きなタイプの噺家さんかもしれないと思いました。

 終わって外へ出るとまた雨。えーっと、貝殻を床に捨てる、というてんぷら屋さんにご案内いただいてくりるんさんくるりんさんご夫妻とたのしくお話をさせていただきました。私は貝はだいたい苦手なので床に捨てることはありませんでしたが、椅子の脚とかで貝殻が割れるたびに「何か落とした?」「何か壊した?」 と、はっとしてしまう店でした。おいしかったです。紅しょうがの天ぷらというものを初めて食べました。あっさりしているようなこってりしているような。

 送っていただいて、わりに健全な時間にホテルに帰りました。風呂に入って、あがるとくるりんさんからメール。テレビで吉弥さんと銀瓶さんの落語やるとのこと。テレビをつけると吉弥さんの「時うどん」の終わりのほう。あーもうちょっと早くメールに気がつけば…!
 そのあとの銀瓶さんの「天災」 をベッドに寝転んでみていたらいつの間にかねむっていました。
 そういえば、ホテルの部屋に入って、ベッドにマクラがふたつ並んでいました。寝相が悪くてもマクラがはずれないように親切になってるのね。と思って、風呂場に入ると、タオルが2枚づつ。ひょっとして、2人用の部屋ですか?どうみても部屋はシングル用だと思うんだけど…。
 歯ブラシもふたつ、石鹸もふたつ、かみそりもふたつ…って、かみそりを使う人が二人そろってあのベッドで寝ないだろう!?
 謎の部屋でした。
 
 三日目の歩数 8195歩


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