最初は前座の三遊亭歌ぶとさん。ハンパじゃなくよく当たるよ。「子ほめ」 最後のほうで笑いが起きていました。寄席のお客さんとは違う感じ…。
プログラムの最初は古今亭志ん太さん。「孝行糖」 売り声のマクラからなんだけど、なんだか調子が違う気が。声の調子が派手なのでなかなか合っているネタだと思うのですが、あまりウケていませんでした。孝行糖の売り声の場面、鳴り物が入って、志ん太さんは座布団の上を回ってみせる。
次は立川談春さん。きくのは2回目です。「お花半七」 宮戸川ですね。出てくるなり先日の名古屋の立てこもり事件のマクラ。一歩間違えると不謹慎になりそうな話題なのでちょっとドキドキ。しばらく話すと「今日のお客はこういう話は嫌いみたいだから」と楽屋の様子を。今日は市馬さんと志の輔さんがきっちりやるので気楽な立場だとか言って会場を沸かせつつネタへ。談春さんの「お花半七」 もお花が積極的。なんだか喬太郎さんの演じる女性を思い出してしまう。向島のおじさん、ヤケに若いのにおばあさん老けてるなあと思って聴いていたら、談春さん演じる向島のおじさん自分でツッコミ。
「なんで俺がこんなしっかりしてるのにお前はそんなババアなんだよ!」
このバアさんが強烈。起こされていい夢をみてるところだったのに…後できくと「ずっと菜の花が咲いていてむこうに川が流れて死んだおかあさんが…」って…。
大爆笑で、この苦手ネタをとっても楽しくききました。今日のいちばん。通常やられるじいさんばあさんのやりとりはほとんど無くて、お花半七の二階のやりとりもないという…珍しい演出。「お花半七」の演題だと後半の陰惨な部分はやらないんだな、というのもあらかじめわかっていて安心。
市馬さんは「猫忠」大阪の「猫の忠信」 です。確か三遊亭圓生さんの本で知ったネタですが、最近は枝雀さんのCDでオナジミ。江戸バージョンは常吉のところへは二人で行くんだった。枝雀バージョンで知っているだけにけっこうあっさりした感じだなっと思いました。もちろん悪くはなかったけれども。
仲入り20分。長いー。このあと飲み会の約束があるので微妙なキブン。もちろん開始時間は余裕を持って設定しましたが。
クイツキ(って言っていいのか?)は林家彦いちさん。林家の某有名な家をめぐるウチアゲでの喧嘩のエピソード(大爆笑だけど当然書けません)から、何が起こるかわからないみたいなマクラをわりとたっぷり。ネタは「天狗裁き」 最初の寝ているのを起こすところから、どんな夢を見たかを聞き出すところ、最初かなり八五郎は眠そうな演出。これイイですわ。次第にはっきりしてきて、喧嘩になる場面、ここはとっても良かったです。後半のお奉行さまから天狗にかけてはやや忙しかった。この、お奉行様と天狗は、そんなこと興味ないような顔をしてジツは聞きたい、っていうのが面白いと思うのですが、やや忙しかった気がしました。それでもこのネタとしてはけっこうたっぷり。面白かったです。
志の輔さん登場。ナマで聴くのは初めてです。きいてみたかったの。ネタは「新・八五郎出世」 圓生さんのを聞いていろいろやってたらだいぶ変わってしまったので「新」にしたとのこと。落語ブームに関するマクラから、長屋の場面へ。わりとあっさりお屋敷へ入る。八五郎が酔っ払って話す場面がとっても長く感じました。
志の輔さんは声はああいう感じですが、口調はとてもキモチイイんですよねえ。それで酔ってくだくだ話す場面を演じるので、初志の輔でもったいないことながら、席が高座と遠いのもあいまって眠くなってしまいました。ここはちょっと長かったし盛り上がりにも実際欠けたのでは。八五郎が本領のぞろっぺいぶりを発揮する場面もなかったように思いますし、なぜ殿様が八五郎を召し抱えたいと言い出すのかの必然を感じられませんでした。このネタはたいてい最後までやらないので、オチをつけないことが多いのですが、志の輔さんはたぶん独自のものと思われるオチをつけていました。
今日これがものたりなかったのは私の体調のせいかもしれません。またぜひきいてみたい噺家さんです。
これから飲みに移動したのですが、京浜東北線が遅延で、えらい目にあいました。飲んだ挙句にカラオケ二人で二時間。
写真は飲んだくれて帰る駅のホームで見た。なんでこんなところにこんなものが…?

すんません。画像けっこう重いみたいです。

